
日本生気象学会
Japanese Society of Biometeorology
高田 暁(神戸大学) 浴槽にお湯を張り、そこに身を浸すという入浴スタイルは、特に我が国において広く好まれていますが、長い時間、浸かりすぎると危険です。入浴時に熱中症で救急搬送される人も後を絶ちません。 もし仮に、40 […]
永井 信(国立研究開発法人海洋研究開発機構) 我々は、日々身近な植物や動物の季節変化(生物季節)を感じながら暮らしています。生物季節と日本の伝統や文化は、切っても切り離せないものです。気候の違いにより地域によって異なり […]
山口隆子(法政大学) 都市緑化の一つである屋上緑化は、1990年代以降、ヒートアイランド現象の緩和策として飛躍的に発展しています。明治時代以降の変遷についてはすでに明らかになっていましたが、明治時代以前については断片的な […]
重田 祥範(公立鳥取環境大学) 都市部での人工排熱やアスファルト・コンクリート被覆の増加は蓄熱効能を増大させ、都市の高温化を促進しています。そのため、都市部と郊外の気温差は拡大し、熱中症や睡眠障害といった健康被害が発生 […]
大橋唯太(岡山理科大学) 心疾患や脳血管疾患といった循環器系疾患の発症や死亡のリスク要因に、気象あるいは気候の条件が含まれることは古くから知られ、関連する多くの研究がこれまで報告されています。人の大規模な集団に対して調 […]
東海林孝幸(豊橋技術科学大学) 近年、猛暑日が大幅に増え、それに伴い熱中症による救急搬送件数も増加しています。熱中症搬送を発生場所別にみると、「住居」が全体の約4割、年齢に着目すると高齢者(満65歳以上)の搬送が全体の […]
刑部 純平(愛知みずほ大学) 深部体温の過度な上昇は、熱中症の発症リスクを増大させることや持久的運動パフォーマンスを低下させる可能性があります。このような背景から、暑熱環境下での運動開始前に身体を冷却して、あらかじめ深 […]
齊藤宏之(独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所) WBGT(湿球黒球温度)は,「暑さ指数」とも呼ばれ,広く熱中症対策に用いられています。WBGTを測定する方法として一般的なのは、黒球の付いたWBGT計 […]