日本生気象学会

Japanese Society of Biometeorology

執筆要領

2025年6月14日改訂

1.原稿の表紙

 日本生気象学会のWeb サイト・執筆要領のページからダウンロードできる表紙テンプレート書式(Microsoft Word 形式)に従い,投稿する論文本体と齟齬のないように以下の情報を明記する.

  1. 論文の種類(総説,原著,短報,資料,その他)
  2. 表題および副題(和文論文の場合は和英,英文論文の場合は英和の順に表記)
  3. 全著者名およびそれぞれの所属機関名(和文・英文表記)
  4. 投稿原稿のページ数
  5. 推薦する査読者がいる場合,その氏名・所属・E-mail アドレス
  6. 投稿者および責任著者の氏名および連絡先(住所,電話番号,E-mail アドレス)

ただし,本要領2 項(2)に基づき原稿を作成した場合は,上記(2)から(4)を省略できる.
続けて,チェックリストを自己確認し,該当する項目にチェック(■)を入れる.

□ 第一著者は日本生気象学会の正会員・学生会員・名誉会員のいずれかである
□ 投稿に先立ち著者全員の校閲を受けた
□ 本論文は他誌を含め掲載済みではなく,投稿中でもない
   □ 学位論文の一部であるが,機関レポジトリにその全文が非公開となっている
□ 「論文・査読用.pdf」から,著者を特定することが可能と思われる記述を全て削除した
□ 「論文・査読用.pdf」のフッタ中央にページ番号を付記した
□ 投稿規定・執筆要領に則り執筆した
□ 執筆要領10 項「掲載にかかる料金」について同意する
□ 研究倫理について
   □ 人を対象とする研究であり,ヘルシンキ宣言に則っている
   □ 動物を対象とする実験であり,「動物の愛護及び管理に関する法律」に明文化された動物実験の国際原則である3R に則っている
   □ 倫理審査委員会の審査を受けた
     □ 承認したすべての委員会の正式名称と承認番号を「方法」の節内に記載した
   □ 研究倫理指針の対象外となる研究である

2.論文原稿の作成方法

論文原稿は,次のいずれかの方法で作成する.

(1)雑誌編集室で組版を行う場合
縦A4 版用紙に横書きで,上下左右それぞれ30 mm 程度の余白をとる.和文の場合は,11 ポイントの明朝体フォントを用いて,1 行40 字× 30 行(1,200 字)/頁に整える.英文の場合は,11 ポイントのTimes 系のフォントを用いて,30 行/頁に整える.いずれの場合にも,すべてのページのフッタ中央に通しのページ番号を表示する.


(2)版下(カメラレディ)原稿を著者が自ら作成する場合
日本生気象学会のWeb サイト・執筆要領のページからダウンロードできるカメラレディ形式の論文テンプレート書式(Microsoft Word 形式)に従い,文字のサイズ・フォント,マージン等を変更せずに原稿を作成する.

3.抄録

 和文原稿,英文原稿ともに和文抄録(200 ~ 400 字以内)と英文抄録(300 語以内)をつける.
日本語と英語でそれぞれ5 つ以内のキーワードとKey words を記入する.この抄録は論文の冒頭に掲げるので,論文の内容が理解できるよう表現に注意すること.

4.本文

総説については,原則として緒言(はじめに),主体文,結び(おわりに),謝辞(必要な場合),註(必要な場合),引用文献の順とする.
原著,短報,資料,その他については,原則として緒言,材料・方法,結果,考察(結論),謝辞(必要な場合),註(必要な場合),引用文献の順とする.

5.倫理的配慮の明記

倫理的配慮を必要とする研究では,行った具体的配慮について「方法」の節内に記載する.遵守した法令・指針がある場合にはその名称,倫理審査委員会の承認を得ている場合はその名称および承認番号等を明記する.なお,雑誌編集委員会でも倫理規定が明記されているかの確認を行う.

6.文体と用語

和文原稿の場合は,原則として常用漢字,新かなづかいとし,外国語・外国固有名詞・化学物質名・特別な術語などは原綴でタイプする.外来語・動植物名などはカタカナ,数字は算用数字を使用し,単位は原則として国際単位系に従う.なお,学術用語は各学会で認められた用語を用い,特殊な用語はできるだけ避ける.英文原稿の場合は,原則としてnative speaker の校閲を経たものとする.

7.図表・写真

図表・写真の表題はすべて英文とする.図表・写真中の記述についても原則として英文とするが,英文では表現しがたい場合は原文でも可とする.
〈例〉Fig. 1. Relationship between the …….
   Table 1. The comparisons of …….
   Photo 1. The orthographic image of …….
図表・写真中の用語や記号に不統一のないように黒色で鮮明に描くこと.とくに本要領2 項(1)に基づき原稿を作成する場合,幅75 ミリあるいは165 ミリ程度にサイズ調整されることを考慮して,文字の大きさ・線の太さなどに留意すること.

8.文献引用

(1)本文中の引用方法
 a)当該論文で参照した論文はすべて本文中の該当箇所で引用する.
 b)原則として著者名は姓のみ記し,直後に発表年を西暦で記す.
 c) 著者名を文章の一部とする場合は,著者名の直後に発表年を( )に入れて記す.
   〈例〉「Höppe(1999)によれば…」
 d) 文末に示す場合は,著者名と発表年を( )に入れ,著者名と発表年の間をコンマで区切る.
   〈例〉「…を提案した(Höppe, 1999).」
 e) 同一著者の複数文献を一括して引用する場合は,著者名の後に発表年をコンマで区切りながら続けて記す.
   〈例〉「Matzarakis et al.(1999, 2008)」,「(Matzarakis et al., 1999, 2008)」
 f) 同一著者による同一発表年の異なる文献を引用する場合は,発表年の後に小文字のアルファベットを付けて区別する.
   〈例〉「Nishi and Gagge(1970a)」,「Nishi and Gagge(1970b)」,「(Nishi and Gagge, 1970a, 1970b)」
 g) 同一でない著者を含む複数の文献をまとめて引用する場合は,同一著者ごとにまとめ,間をセミコロンで区切る.引用順は著者名のアルファベット順とする.
   〈例〉「(Matzarakis et al., 1999, 2008;小野と登内,2014; 渡邊ほか,2010)」
 h) 著者が2 名の場合は,著者間の区切りに和文文献では「と」,欧文文献では“and”を使用する.
著者が3 名以上の場合は,第一著者名のみを書き,以降を和文文献では「ほか」,欧文文献では“et al.”とする.


(2)引用文献リストの表記方法
 a)本文の最後に,タイトルを「引用文献」として,引用したすべての文献を列記する.
 b) 列記順は,和文文献と欧文文献を区別せず,第一著者の姓・名のアルファベット順とする.第一著者の姓・名が同一の場合は第二著者の姓・名のアルファベット順とする.第三著者以降,同様とする.全著者が同一の文献は発表年の古い順とする.
 c) 各文献の記載は,雑誌の場合,著者名・西暦年・表題・雑誌公称略名・巻号・ページの順とする.
書籍の場合,著者名・西暦年・表題・編者名(編)・書籍名・発行所(同代表所在地,必要なら国名)・引用部分の始頁– 終頁の順とする.Web サイトの場合,著者名・公開日または最終閲覧日の西暦年・表題・サイト名・URL・公開日または最終閲覧日の順とする.その他,記述スタイルは
以下の例に従う.

   〈例〉
阿岸祐幸(1992):気候療法.日本生気象学会編,生気象学の事典,朝倉書店(東京),pp. 2–3.
青木緑,春野花子,秋山登(1984):環境中の汚染物質の季節による消長について.日生気誌,
21(1): 9–20.
Bond, T.E., Kelly, C.F. and Heitman, H. (1958): Improving livestock environment. J. Hered., 49: 75–79.
環境省(2014): 熱中症環境保健マニュアル.http://www.wbgt.env.go.jp/heatstroke_manual.php
(2015/10/ 22 最終閲覧)
Vanwyk, J.J. and Underwood, L.E. (1980): Growth hormone, somatomedins, and growth failure. In:
Kriegler, D.T. and Hughes, J.C. (eds.), Neuroendocrinology, Sinauer, Sunderland (USA), pp. 299–309.
 d) 雑誌公称略名が特定できない場合は雑誌正式名称でも可とする.雑誌公称略名については,例えば,次のWeb サイトで情報を得ることができる.
NLM Catalog: Journals referenced in the NCBI Databases
(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/nlmcatalog/journals)

9.投稿方法

本要領1 項に定める表紙をPDF 化した「表紙.pdf」,該当する研究においては倫理規定の遵守にかかる研究機関の長の許可文書の写しをPDF 化した「倫理審査証明書.pdf」,氏名・所属機関名・本文・図表および写真(ある場合)・引用文献・和文および英文抄録などすべてをPDF 化した「論文・事務局保管用.pdf」,「論文・事務局保管用.pdf」から著者を特定することが可能と思われる記述(ファイル内の氏名,所属機関名,倫理審査機関,謝辞および科学研究費補助金等による研究への言及に関する情報など)および電子ファイルのプロパティに記載されている作成者情報などをすべて削除した「論文・査読用.pdf」を,日本生気象学会雑誌編集室宛,以下の送付先に電子メールで提出する.
依頼総説の場合は,「論文・査読用.pdf」を不要とするほか,「論文・事務局保管用.pdf」について,本要領2 項(1)(2)のいずれの方法で作成した場合でも,Microsoft Word 形式(.doc または.docx)であれば,PDF 化しなくても構わない.その他のファイル形式を希望する場合は,雑誌編集室と協議する.


〈送付先〉日本生気象学会雑誌編集室  株式会社ソウブン・ドットコム社内
〒116-0011 東京都荒川区西尾久7-12-16
TEL 03-3893-0111
FAX 03-3893-6611
E-mail:seikisho@soubun.org


なお,掲載決定後には,組版方法について改めて雑誌編集室より投稿者および責任著者に問い合わせがある.

10.掲載にかかる料金

1.投稿料

論文投稿時の投稿料は論文の種類によらず無料とする.

2.掲載料

原稿の作成方法により異なる.
雑誌編集室(印刷会社)で組版を行う場合,1 ページあたり2,000 円(図表1 点500 円,写真1点1,000 円)を申し受ける.版下(カメラレディ)原稿を著者が自ら作成し入稿する場合,掲載料は不要とする.ただしその原稿が本要領や論文テンプレート書式を逸脱していると雑誌編集委員会が判断した場合,著者に修正を依頼することがある.共著者に非会員が含まれる場合,原稿の作成方法によらず,1 人1 編につき4,000 円を申し受ける.

3.カラー掲載料

別途に費用を申し受ける.

4.上記以外に,組版原稿における校正時の大幅修正・変更など特別に要する費用については別途に申
し受ける.版下(カメラレディ)原稿の修正・変更を雑誌編集室(印刷会社)に依頼する場合には,依頼があった時点で料金を協議する.

5.別刷料下表のとおりとする(50 部単位).

部数 ページ数  
2(1枚) 4(2枚) 6(3枚) 8(4枚) 10(5枚) 12(6枚) 14(7枚) 16(8枚) 表紙(追加)
50 1,500 3,000 4,500 6,000 7,500 9,000 10,500 12,000 2,000
100 1,800 3,600 5,400 7,200 9,000 10,800 12,600 14,400 4,000
150 2,250 4,500 6,750 9,000 11,250 13,500 15,750 18,000 6,000
200 2,600 5,200 7,800 10,400 13,000 15,600 18,200 20,800 8,000
250 3,000 6,000 9,000 12,000 15,000 18,000 21,000 24,000 10,000
300 3,300 6,600 9,900 13,200 16,500 19,800 23,100 26,400 12,000

*1 別途に送料(実費)および発送手数料200 円を申し受ける.
*2 上記以外の部数・ページ数は別計算とする.