第62回 日本生気象学会大会(愛知)2023年11月17日(金)~19日(日)

ご挨拶

大会長からのご挨拶

 この度、2023年11月17日から19日の 3日間にわたり、第62回日本生気象学会大会を日本福祉大学・東海キャンパスにて開催する運びとなりました。現在、充実した研究成果の発表や情報交換の場となるように準備を進めております。

 本大会では「パラスポーツを通じてSDGsを考える」をテーマとして掲げております。近年、世界各国が数多くの課題に直面している中で、人類がこの地球で暮らしていくために2030年までに達成すべき持続可能な17の開発目標(SDGs)が、2015年の国連サミットで採択されました。日本福祉大学は「ふくしの総合大学」として、SDGsの達成目標の1つである「すべての人に健康と福祉(つうのらしのあわせ)を」を開学当初から探求しています。また、「気候変動対策」や「住み続けられるまちづくり」の達成については、日本生気象学会がその一端を担っているといっても過言ではないと思われます。

 パラスポーツは多様性を尊重し、すべての人が個性や能力を活かすべく「選手にルールを合わせる」などの工夫がなされており、パラスポーツを通じて共生社会の実現に向けた取り組みが世界各国で行われています。スポーツ以外の分野においても、2022年には世界初の「身体障害者宇宙飛行士」が誕生し、2023年には重度障害者が初めての芥川賞を受賞するなど、バリアフリー化は推進されているようです。日本生気象学会は発足当時から多岐にわたる専門分野の先生が、分野という垣根(バリア)を越えて学際的な学問を構築している場でありますので、バリアフリーの最先端を進んでいると言えるでしょう。

 本大会は、新型コロナウイルスに対する感染対策措置を講じた上での対面開催とし、懇親会も開催する予定です。2大会連続して愛知での開催となりますが、多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。

第62回日本生気象学会大会
大会長 西村直記
(日本福祉大学大学院スポーツ科学研究科 教授)