日本生気象学会

Japanese Society of Biometeorology

投稿規定

1996年5月22日改定
2004年6月12日修正
2015年12月15日改訂
2024 年11 月22 日 改訂
2025 年6 月14 日 改訂

1.投稿の資格

 論文の第一著者は日本生気象学会の正会員・学生会員・名誉会員とする.共著者で会員でない者は,日本生気象学会雑誌・執筆要領10 項に定める所定の料金を納入する.ただし,日本生気象学会雑誌編集委員会(以下,編集委員会と称する)が必要と認めた場合には,会員以外にも投稿を依頼し,あるいは共著者として認めることがある.すでに他雑誌などに発表されたものは,投稿できない.

2.論文の種類

論文の種類は, 総説(Review article), 原著(Original article), 短報(Short communication), 資料(Report)とする.

  1. 総説は,生気象学およびその関連分野に関する特定のトピックについて,先行研究や先行事例を包括的に分析し,体系的にまとめた論文であって,有用性・客観性があると認められるもの.原則として緒言(はじめに),主体文,結び(おわりに)で構成される4,000 ~ 12,000 字程度の本文と,図表・写真(ある場合),謝辞(必要な場合),註(必要な場合),引用文献,和文・英文抄録,和文・英文キーワードがある完全な論文をいう.なお,編集委員会に選任された総説担当者が自ら執筆したもの,および他者に依頼したものは,依頼総説(Invited review article)として区別する.
  2. 原著は,生気象学およびその関連分野に関する研究成果をまとめた論文であって,新規性・有用性・客観性があると認められるもの.原則として緒言(はじめに),材料・方法,結果,考察(結論)で構成される4,000 ~ 12,000 字程度の本文と,図表・写真(ある場合),謝辞(必要な場合),註(必要な場合),引用文献,和文・英文抄録,和文・英文キーワードがある完全な論文をいう.
  3. 短報は,原著とするにはより完成度を高める必要があるが,いち早く公表する価値があると認められるもの.800 ~ 3,200 字程度の本文とする以外は,原著に準じた論文をいう.
  4. 資料は,実験,試験,調査等によって得られた各種データをまとめた論文であって,生気象学およびその関連分野の発展に寄与すると認められるもの.原則として緒言(はじめに),材料・方法,結果,結び(おわりに)で構成される800 ~ 4,000 字程度の本文と,図表・写真(ある場合),謝辞(必要な場合),註(必要な場合),引用文献,和文・英文抄録,和文・英文キーワードがある論文をいう.本文には必ずしも考察(結論)は含まれない.

総説,原著,短報,資料に該当しないその他の著作(掲載論文に対する意見,生気象学に関する提言,海外事情,関連学術集会の報告,文献紹介など)について,編集委員会が認めた場合に,投稿を受け付けることがある.

3.使用言語

使用言語は,総説については原則として和文とし,原著,短報,資料,その他については和文または英
文とする.

4.論文の採否

編集委員会で論文審査規定に基づき審査し決定する.原稿の加除訂正の要求,掲載順序の指定などは,
編集委員会が行う.

5.論文の著作権

日本生気象学会雑誌に掲載された論文の著作権は,日本生気象学会に帰属する.

6.倫理規定の遵守

人を対象とした研究は,ヘルシンキ宣言に述べられている科学的,倫理的規範を満たしている必要がある.インフォームド・コンセントの原則を遵守し,研究対象者又はその代諾者等が,実施または継続されようとする研究に関して,当該研究の目的および意義ならびに方法,研究対象者に生じる負担,予測される結果(リスクおよび利益を含む)等について十分な説明を受け,必ず自由意志に基づく同意を得なければならない.

動物実験は科学的合理性に基づくとともに,「動物の愛護及び管理に関する法律(平成26 年5 月30 日法律第46 号)」に明文化された動物実験の国際原則である「3R(Replacement:科学上の利用の目的を達することができる範囲において,できる限り動物を供する方法に代わり得るものを利用すること,Reduction:科学上の目的を達することができる範囲において,できる限りその利用に供される動物の数を少なくすること,Refinement:その利用に必要な限度において,できる限りその動物に苦痛を与えない方法によってすること)」に則って立案され,実行されなければならない.
 以上の研究については,しかるべき研究機関の長の許可文書の提出が必要である.
 なお,ヘルシンキ宣言については,次のWeb サイトで閲覧できる.
 日本医師会:世界医師会ヘルシンキ宣言
 (https://www.med.or.jp/doctor/international/wma/helsinki.html)

7.校正

掲載決定後の初校および再校作業は,投稿者および責任著者と日本生気象学会雑誌編集室との間で行
う.

8.投稿原稿の送付

日本生気象学会雑誌・執筆要領に依る.