第63回 日本生気象学会大会(東京)2024年11月22日(金)~24日(日)

プログラム

第 63 回 日本生気象学会大会 大会プログラム

第1日:2024年11月23日(土)

9:25~ 9:30 開会の挨拶
9:30~10:30 学⽣コンテスト1 【座長 登内道彦(一財 気象業務支援センター)】
  1. 北海道におけるミンミンゼミの分布と生息条件について
    山中 緑,山口隆子(法政大学大学院人文科学研究科地理学専攻)
  2. シラカバ花粉飛散の実態調査
    山根斗和,稲津 將,川野 潤(北大院理)
  3. 大学キャンパス内樹木のCO2固定量の算定と剪定管理による影響
    唯野涼馬1),藤野 毅2)1)埼玉大学工学部環境社会デザイン学科,2)埼玉大学大学院理工学研究科)
  4. 夏季晴天日における地上気象観測に基づく人工芝グラウンドと天然芝グラウンドの暑熱環境比較
    松本 現1),日下博幸2)1)筑波大学大学院生命地球科学研究群,2)筑波大学計算科学研究センター)
  5. 三陸沖の高い海面水温が夏季に冷涼な北海道の熱中症リスクに与えた影響
    森岡丈博1),佐藤友徳2)1)北大院環境,2)北大院地球環境)
10:30~10:40 休憩
10:40~11:40

学生コンテスト2 【座長 齊藤宏之(労働安全衛生総合研究所)

  1. 一般化加法モデルを用いた気象データによる熱中症疑いによる救急搬送件数の解析・予測
    中谷 純1), 久米雅2),芳田哲也3),山下直之3)1)京都工芸繊維大学大学院,2)京都文教短期大学,3)京都工芸繊維大学)
  2. 8都道府県における複数因子を考慮した熱中症搬送者数予測
    松浦竜也, 小寺紗千子,平田晃正(名古屋工業大学)
  3. 熱中症搬送者数の予測解析における暑熱順化に係わる検討
    伊藤祥真1),藤野 毅2)1)埼玉大学工学部環境社会デザイン学科,2)埼玉大学大学院理工学研究科)
  4. 熱中症リスク推定に向けた環境センシングとバイタルデータ分析による鼓膜温予測モデルの開発
    近藤綾香,柄澤匠,張嘉宝,丸井朱里,柘植晃,大越匡,中澤仁(慶應義塾大学)
  5. スマートフォンのバッテリ温度データを活用した暑さ指数の推定
    張 嘉宝,丸井朱里,柘植晃,大越匡,中澤仁(慶應義塾大学)
11:50~12:50

ランチタイム

12:00~12:50  熱中症予防研究委員会(富士見ゲート5階G501教室)
12:00~12:50 若手ランチョン(ボアソード・タワー13階BT1300教室)

13:00〜14:00

学生コンテスト3 【座長 西村直記(日本福祉大学)

  1. 体感温度からみる肱川あらし暴露時の寒冷ストレス
    今枝侑香1),重田祥範1),大橋唯太2)1)公立鳥取環境大学,2)岡山理科大学)
  2. 検索行動における温熱感覚に関連する言葉の使用時期と用途
    武内 奎太1),松原斎樹1),岩崎雅史1),池田維1)2)1)京都府立大学生命環境科学研究科,2)京都府立大学公共政策学研究科)
  3. インドネシア男女の室内における温熱快適性の違い
    阿野朱久李1),佐古井智紀2)1)信州大学大学院,2)信州大学)
  4. 熱帯インドネシアにおける睡眠時の環境適応行動と熱的快適性に関する実測調査
    近藤恭平1),浅輪貴史1),佐古井智紀2),久保田徹3)1)東京工業大学,2)信州大学,3)広島大学)
  5. 紫外線および熱負荷との関連性評価を用いた日本の核白内障有病率の推定
    野口耕佑1),小寺紗千子1),平田晃正1),佐々木洋2)1)名古屋工業大学,2)金沢医科大学)
14:00〜14:10 休憩
14:10〜15:00

一般口演1 【座長 山下直之(京都工芸繊維大学)

  1. 年齢層の相違による暑熱環境の身体・認知機能への影響に関する研究
    佐々木 航(東京消防庁安全推進部安全技術課)
  2. 高温・高湿環境から減圧した時の生理・心理反応に関する実験的研究 ―若年女性の場合―
    垣鍔 直,新居佳夏子,長野和雄(京都府立大学)
  3. 生地の水蒸気通過抵抗値によるWBGT着衣補正値(CAV)の推定の試み (第一報)
    齊藤宏之(独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)
  4. 物体検出AIを用いた画像内の人物の着衣量推定の試み -おおまかな服装の分類の判別結果からの着衣量推定の試行-
    大和 義昭1),宋 城基2),木村 竜士3)1)呉工業高等専門学校,2)広島工業大学,3)高知工業高等専門学校)
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:00

一般口演2 【座長 長野和雄(京都府立大学)

  1. 日傘による熱ストレス緩和効果の検証~被験者へのアンケートと知的生産性テストでの評価~
    中村祐輔1),浅野裕樹1),鈴木パーカー明日香2),日下博幸1)1)筑波大学計算科学研究センター,2)立正大学地球環境科学部)
  2. 日本のリゾートと都市における夏季の厳しい暑熱環境と回避の可能性 - 気温とWBGTデータによる階級別日数と積算温度の分析 -
    堀越哲美1),渡邊慎一2),近藤恵美2),加藤里実3),兼子朋也4)1)無所属,2)大同大学,3)環境提案協会中部,4)関東学院大学)
  3. 対馬のコヤの室内温熱環境
    橋本 剛1),栗原広佑2),石井 仁3),渡邊慎一4)1)筑波大学,2)東北工業大学,3)名城大学,4)大同大学)
  4. 断熱材にヨシを用いた現代木造建築の夏季の室内温熱環境
    栗原広佑(東北工業大学)
16:00〜16:10 休憩
16:10〜17:10

一般口演3 【座長 橋本 剛(筑波大学)

  1. 酷暑期避難所演習2024の実施とその報告
    水谷嘉浩1),望月 計2),星 研一3),松本孝朗4),平田耕造5)1)Jパックス,2)計測健康啓発協会,3)長野赤十字病院,4)中京大学,5)神戸女子大学)
  2. 酷暑期避難所演習の実施とその報告2
    望月 計1),松本孝朗2),星 研一3),水谷嘉浩4)1)一般社団計測健康啓発協会,2)中京大学,3)長野赤十字病院,4)避難所・避難生活学会)
  3. 暑熱環境における複数拠点のリアルタイムモニタリング
    森 遥香,山谷千秋, 塩川隆(株式会社タニタ)
  4. 気象要素(気温、湿度、気圧)と新型コロナウイルスPCR陽性者数との関連
    近末久美子(川崎医療福祉大学医療技術学部臨床検査学科)
  5. 体感温度UTCIからみた厳冬期の尾瀬ヶ原
    重田祥範1),岩永博之2)1)公立鳥取環境大学,2)東京電力HD経営技術戦略研究所)
17:30〜19:30 懇親会(学生コンテスト表彰)

第2日:2024年11月24日(日)

9:00~9:50

⼀般⼝演4 【重田祥範(公立鳥取環境大学)】

  1. 機械学習を用いた局地的な要因による気温変化の検出
    上野一喜,太田俊二(早稲田大学人間科学学術院)
  2. 日本国内842都市における時別の湿球黒球温度の将来予測
    大山剛弘,高倉潤也, 石崎紀子, 肱岡靖明(国立研究開発法人国立環境研究所)
  3. 救急搬送データを用いた豊橋市における暑熱関連疾患の救急搬送リスクの遷延性評価
    東海林孝幸1),厚海崇宏1),岩本由梨英2),大橋唯太2)1)豊橋技術科学大学工学部,2)岡山理科大学生物地球学部)
  4. 熱中症救急搬送者数が増加する日最高外気WBGTの地域的・時期的特徴
    下ノ薗慧,竹田飛鳥,清野薫子,島﨑 大,冨尾 淳(国立保健医療科学院)
9:50~10:00 休憩
10:00~10:40

⼀般⼝演5 【座長 内田有希(昭和大学)】

  1. 運動時の人の耳介部皮膚温(サ-モグラム)から直腸温を推定する試み
    小泉 潤1)*,山下湧人1),池島俊季2),笠原 薫2),黒川遼太1),長谷晃希1),刑部純平3),松本孝朗1)1)中京大学,2)ポーラ化成工業,3)愛知みずほ大学 現在の所属:国立スポーツ科学センター)
  2. 食事摂取の時間帯志向性を示す絶食時間の中点とその標準偏差の有用性
    西村一樹,玉里祐太郎,長﨑浩爾(広島工業大学)
  3. 食事制限は運動時の水分代謝,体温調節反応,認知機能を低下させるか?
    渡邊裕宣1),門倉悠真2),永島 計1)1)早稲田大学,2)東芝インフラシステムズ株式会社)
10:40〜11:30

ポスターセッション

P-1.新規冷受容分子TREK作動薬のオスタルチンは閉経モデルラットにおいてプロゲステロンの有無に関わらず、体温を上昇させる
内田有希(昭和大学医学部生理学講座生体調節機能学部門)

P-2. 副交感神経活動リザーブは皮膚血流の温度刺激に対するレジリエンスの指標である
野村知子1),阿部裕子1),徐悦1),須摩茜1),樋口和彦1),西村直記2)1)花王株式会社スキンケア研究所,2)日本福祉大学スポーツ科学部)

P-3.熱中症の後遺症に関する現在の知見とこれからの研究課題:ナラティブレビュー
杉 昌樹,村田 吉司,竹村 和哉,阪上 優(京都大学大学院医学研究科産業厚生医学分野)

P-4.熱中症政策の国際比較
工藤泰子(京都気候変動適応センター)

P-5.夏季屋外テニス授業時におけるベスト型ファン付き作業服着用が主観的温度感覚に及ぼす影響
刑部純平1),山根基1),伊藤僚2),松岡大介3),松本孝朗3)(1)愛知みずほ大学, 2)大同大学,3)中京大学)

P-6.着席者の荷重を考慮した椅子座面湿度性能評価の測定方法の開発
長野和雄1),呂 世嘉2),小牧明史3),垣鍔 直1)1)京都府立大学,2)陝西交控緑色発展集団,3)三井ホーム(株))

P-7.内陸の湖沼が周辺の温熱環境に及ぼす影響
上野 哲(東洋大学食環境科学部健康栄養学科)

P-8.フランスの芝棟茅葺民家の現状
山口隆子(法政大学文学部地理学科)

11:30~12:30

ランチタイム

11:30~12:30  気象病・天気痛研究委員会(富士見ゲート5階G501教室)

12:30〜14:00

総会・評議員会,論文賞・研究奨励賞表彰式,受賞講演
【座長 永島 計 (早稲田大学) 】

第8回日本生気象学会論文賞
一般化加法モデル(GAM)を用いた循環器系疾患の死亡率と気象・気候の関係分析
大橋唯太(岡山理科大学)

第33回日本生気象学会研究奨励賞
Subjective perceived risk factors of exertional heat exhaustion–related symptoms in male collegiate athletes in Japan: a case‐control study
山下直之(京都工芸繊維大学)

14:00〜14:10 休憩
14:10〜15:00

⼀般⼝演6 【座長 松本孝朗(中京大学) 】

  1. 細胞呼吸と微小循環が同時に障害される細胞間高分子ゲルの熱変性病変について;ある高齢者施設の6症例についての環境温度調査から考えられること
    星川 匡,福士嗣海(美山病院)
  2. 細胞活動のエントロピーレベルを適正化させる物理の医術(ROOTS)の効果を証明する筋骨格関節系疾患の3症例
    福士嗣海,星川匡(美山病院)
  3. 衛星による開花季節観測
    永井 信(国立研究開発法人海洋研究開発機構)
  4. 見沼田圃のモリンガ栽培における炭素吸収量の実態および微気象
    藤野 毅(埼玉大学大学院理工学研究科)
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:40

シンポジウム(NPO法人バイオクリマ研究会協賛 一般公開)
 【座長 重田祥範(公立鳥取環境大学)】

『変わる気候!私たちの暮らしや健康・生命をも揺るがすのか?』

S-1.歴史気候学からみる気候変動
平野淳平(帝京大学文学部)

S-2.社会性昆虫類と気候変動
諸岡歩希(茨城大学理学部)

S-3.気候変動による健康への影響
櫻井博紀1)2),佐藤 純2)3)1)常葉大学,2)愛知医科大学,3)中部大学)

16:40〜16:45 閉会の挨拶