お知らせ

日常生活における熱中症予防

2016年5月6日
日本生気象学会・熱中症予防研究委員会

 地球温暖化やヒートアイランド現象などにより、私たちの暮らす日本の気候は、以前に比べ暑くなっています。真夏日、猛暑日、熱帯夜の日数も増加しています。近年、熱中症による死亡者数は増加傾向にあります。とりわけ顕著だったのが猛暑となった2010年です。この年、1,745人の方が熱中症で亡くなり、その80%は65歳以上の高齢者であり、45%は家庭つまり日常生活で発生していました。このように、高齢者の熱中症、日常生活における熱中症の予防は、今日の我が国の重要な社会的課題となっています。
 日本生気象学会では、2008年4月に「日常生活の熱中症予防指針Ver.1」を公表しました。東日本大震災の発生を受けて、2011年5月に「節電下の熱中症予防緊急提言」を、2012年4月には、暑さに慣れるための方法、衣服や住居の工夫による暑さ対策を盛り込んだ「日常生活における熱中症予防指針Ver.2」を、さらに、これまでの指針内容を整理するとともに新知見を加えて、2013年4月に「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」を公表しました。これらの指針は、学会のホームページからダウンロードしていただけます。また、日本生気象学会では、指針の公表だけにとどまることなく、「公開市民講座・シンポジウム」などの開催を通して、市民の皆様へ向けた指針の啓発・普及活動にも取り組んできました。
 本冊子は、「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」の内容を、より広く利用していただくために、一般市民の方向けに分かりやすく、できるだけ平易な表現でまとめたものです。この冊子によって、暑さに慣れる方法、暑さに備える住居の工夫、暑さ対策としての衣服や生活の工夫、正しいエアコンの使い方などをご理解いただき、熱中症にかかる方が減ること、そして熱中症で亡くなる方が少しでも減ることを願っています。

「日常生活における熱中症予防」小冊子
http://seikishou.jp/pdf/message/heatstroke.pdf

「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」
http://seikishou.jp/pdf/news/shishin.pdf